5月2日の日記

2004年5月1日 日常
新宿郵便局から電話がかかってきた。

「あなたの履歴書のコピーが忘れられていました。保管してありますが、どうしましょう?」

……引き取ってきました。
めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
「ユタと不思議な仲間たち」を観てきた。
原作を読んだことはなかったが、テレビCMを見て興味を持ったから。
「日本のミュージカルはこんなに面白いものだったのか」というふれ込みと、CMで見たダンスがどう見ても藤井隆の「体の一部がホット!ホット!」のダンスにしか見えなかったから、どんな話か生で確かめたかったのだ。

浜松町にある、「四季劇場 秋」
今回はお金の関係でバルコニー席(4200円)を取ったのだが、3階最前列だったので見える見える。
上から見下ろす形になるのは仕方がない。
2年前に『CATS』を観た時は2階だったが、同じようなものだった。

東京から東北の村に引っ越してきた水島勇太。
けれど、正しい名前ではなく「ユタ」と呼ばれ、「もやしっ子」といじめられる。
ある日もいじめられていたが、次々と不思議な出来事が起こって勇太を助ける。
それを「座敷わらしのせい」と聞いた勇太は、満月の晩に座敷わらしが現れるという離れに泊まり、彼らに出会う。
座敷わらしたちは、過去の飢饉などのために、生まれてまもなく間引きされた子供たち。
勇太がこの村で生きていけるように、力を貸す。

話のテーマは「生きていることの素晴らしさ」と「成長」ということで重い。
「友達はいいもんだ」って、このミュージカルの歌だったのか。
これと合わせて歌われる「生きているって素晴らしい」
「死にたい」という勇太にペドロたちが切々と語りかけるように歌うもんだから、まだ一幕なのに涙ぐみそうになってしまった。

でも、座敷わらしたちのお茶目さや現代風アレンジが重さを少し和らげる。
二幕はじめの、数学の時間のいたずらには笑わずにいられなかった。

四季のキャストには詳しくないが、下村さん、あなた最高です。
妖艶なヒノデロが十二分に表現され、あのバトンの扱い方。
増本さん。格好良すぎます。
素晴らしい歌声(いや、もちろん全員素晴らしいのですが)、男性役を演じられていましたがあの立ち居振舞、惚れました。
田邊さん、セリフの語尾に少し違和感を覚えましたが、歌声は素晴らしくダンスのキレの良さに圧倒されました。

「ホット!ホット!」のダンスも堪能。
あれ、とても大事なシーンだったのですね……。

四季のステージは相変わらず舞台装置が凝っている。
座敷わらしが初めて現れるシーンでは、レーザー光線で舞台の奥行きをとても広く表現。
ピアノ線を使った空中浮揚など、ステージの全体を大きく使った演出をしてくれるから驚かずにはいられない。
幕が下りて1分ほどで全く違うステージが出来上がったりするのだが、どのような仕掛けなんだろう。

セリフは全て南部弁を基調にしているので、聞きづらい言葉もあるが、内容は十分理解できる。
でも、はじめの座敷わらしたちが自己紹介しながら歌う
「わだ わだ あげろじゃ ががい」
全く意味がわからなかった。
が、ストーリーが進むと、その意味が語られる。
お母さんなんていなかった、生まれてすぐ死ぬという運命を辿った彼らが言ったと思うと、物凄く悲しくなった。

終演。
僕も目頭が熱くなっていたが、周りには号泣してハンカチを握り締めている人が多かった。
少し説教臭いところがあるので、もしかすると、小中学生にはピンとこない作品かもしれない。
でも、ストーリー全体で感じ入るものは必ずある。
見にきて本当に良かった。

終演後トイレに行くと、そこにいた父が子(小学1〜2年?)に
「そんなことやってたら、ペドロに怒られちゃうよ?ユタに笑われちゃうよ?いいの?」

ほら、こんな風に。
とても微笑ましい光景。

しかし、勇太たちって何歳なのだろう?
中学生の割にはいじめっ子とのやり取りがガキっぽい。
数学の授業内容も「三角形」とか「頂点」だし。
でも、小学生だとしたら、配役の年齢が大問題だ。

帰り道にすぐ後ろを歩いていた3人の大阪弁女性。
立見席で号泣していた人たちだ。
「これって小学生の話やったっけ?大作(登場人物)の頭頂部やばないん?」
「みんな私服やのに、何で1人だけ学ランなん?お兄さんのお下がりし立て直してもらったんかな?」
「ていうかユタのファッションセンスやばすぎんの?」

全部的を射ていて、笑いを堪えるのに必死だった。

ドミノ

2004年4月22日 読書
ISBN:4043710011 文庫 恩田 陸 角川書店 2004/01 ¥580

最近、恩田陸さんの本が好きだ。
少しファンタジー色の強い、不思議な話が凄く上手い人だと思う。
まだ4作しか読んだことがないけれど、今のところ外れを引いていない。

で、これがその4作目。
表紙をめくってみると、小説には珍しい「登場人物紹介」
しかも27人プラス1匹。
普通なら考えられない人数だ。
生命保険会社の社員、オーディションを受けに来た子役、俳句の会のメンバー、ミステリー研究会の大学生、映画監督、別れ話をする男女、爆弾テロ組織……接点が見つかりそうもない面々が1つの大きな渦に飲み込まれていく。

話の展開はとてもスピード感がある。
「何で?何でここでこんなことに?」と思う暇もない。
違う道を歩んでいるはずの登場人物たちが、いつの間にか1つの道に合流し、その道の終着点になだれ込むのを必死に追うことしかできない。
だから、夜中眠いのも我慢して読んでいたら、翌日見事に大寝坊した。

この話はかなり極端なストーリーになってしまっているが、実際の人生もこんなものかな、と思う。
僕も、今のほほんと東京で過ごしていろいろな友達と出会ってきたし、日記でも全国の方と交流させていただいている。
よくある言い回しだが、気が遠くなるほど低い確率で出会ったんだと思う。
日記をはじめなかったら?
東京に来なかったら?
インターネットをはじめなかったら?

世の中って殆どが偶然で成り立っている気がする。
勉強や努力は「偶然それが起こる確率を上げる」ために必要なもの。
「水を電気分解すると水素と酸素になる」なんて必然の作用も、「偶然そのような成分や資質を持ち合わせただけ」というような考え方をしてしまうのが僕だ。
必然だって、偶然の産物だと思う。

結末は賛否両論あるような内容ではあるけれども、370ページあるのに全然疲れなくて一気に読める。
「ちょっと笑える、非現実的な話読みたい」と思ったら、お薦めします。

新機能?

2004年4月22日 日常
就職講座は今も継続中。
クリエイティブテストの練習課題として、
「携帯電話に付けたい新機能を10個考えろ」
というものをやった。
後で全員の前で発表。

僕が「子機が欲しい」と言ったら物凄い勢いでつっこまれました。
「携帯できる意味がない」って。

子機があったら便利だと思うんだけどなー。
電源切ったままどこか行ってしまって、でも今すぐかける必要のある電話がある!て時とか。
家庭用電話みたいに、「これ以上遠く離れたら電波が届かなくなります」ていうのもないだろうし。

「枕の下に敷いたらよい夢が見られるようになる機能」と言ったら物凄い勢いでつっこまれました。
「意味がわからん!」って。

枕の下に写真とかを敷いたらその写真に写ってる人が出る夢が見れると言うけど、夢は音声のほうが反映されると思う。
夏場に熱闘甲子園かけたまま仮眠取ったら野球場で何やらやっている夢見たし。
だから、夜中3時ごろになると枕の下で、渡辺麻里奈とか妻夫木聡とかが色々な内容のトークをしてくれる機能つけたら、もっと思い通りの夢を見れると思うんだけどなー。

後は、「握れば脈拍や心拍数が測れる」とか「しゃべり声が漏れない高性能集音」とか真面目なこと書いたんですが。
「太陽電池内蔵」だけは本当に欲しい。
友達が大手マスコミから内定をもらった。

彼女とは、1年間同じ就職講座で頑張ってきた。
この会社の面接に行った後話を聞くと、「圧迫を受けた」とか「すごく緊張した」とか言っていた。
そこを潜り抜けて、最終面接ではとても和やかにしゃべることができたらしい。

もともと、しゃべりでも作文でも光るものを感じさせる人だった。
彼女が物凄く頑張っていたのは知っていたから、素直に嬉しい。
本当におめでとう!

さぁ、負けてられないぞ、と。
午前はS社の筆記に。
「ラストサムライ」に出演して助演男優賞にノミネートされたのは誰か、という問題の答えが「渡辺徹」しか思いつかなかった。
渡辺謙だって。
かなりポロポロ落とした感あり。

そういえば今日は兄の誕生日である。
「誕生日おめでとさん」と送ると、「お前だいぶへこんでるんやってなー(^O^)」
というメールが帰ってきた。
営業職なのにこのコミュニケーション能力のなさはどうか。
ついでに兄に「俺のイメージとか、長所短所とか思うとこき教えて」とメールを送ってみた。
3分で返事が返ってきた。
もっと考えて送ってくれても、と思いながらメールを開く。
「長所は1つのことにのめりこんだ時の集中力。あと真面目さ。短所は挫折なくきたからプライド高すぎんねん!」

……当たってる。

僕は1つ好きなものを見つけると、とことんのめりこむ。
1人好きな作家が出来ると、マンガでも小説でも一気に揃えてしまう。
その傾向は8歳の頃からあった。

漢字辞典にはまった8歳の春。
1つの文字でたくさんの意味を表す漢字の魅力に取り憑かれたのだ。
食事中でも、トイレでも、風呂にまで持ち込み、兄には「気持ち悪い」とさえ言われた。
しかし読み続ける。
1年後には常用漢字をほぼ読めるようになっていて、小学校では「歩く漢字辞典」と呼ばれたものだった。
おかげで今でも漢字は大得意、漢字検定準1級には3度落ちているが、無勉強でも130点前後は取れるようになった。

確かに僕には、目立った挫折経験がない。
「大きな失敗経験は?」と聞かれると少し困る。
僕は挫折経験をしないように、努力で成功をもぎ取るほうだった。
吹奏楽コンクールの四国大会にどうしても出たかったから、高校3年の夏休みをぶっ潰して毎日10時間練習して。
今の大学にどうしても入りたかったから、冬休みの勉強を苦手だった日本史に絞って、10日で点数を25点上げて。
「なんとかなる」と口癖のように呟きながら、必死に「なんとかする」ために動いてきた。

その原動力はたいていが「憧れ」
自分の先を見据えてというよりは、目標を到達した先に何があるのかを知りたくて我武者羅にやってきた。

そして、もう1つの原動力が「負けず嫌い」
「自分にはできなかったが、他の人はできた」というのが嫌いだ。
自分だけが、先にある世界を見れなかったような気分になるのが嫌いだ。
少し違う話だが、だから僕はグループで呑みに行く時も最後の最後まで残るほうだ。
先に帰った後の2次会、3次会でどんな話や楽しいことがあるのか知らないのは悔しいから。

……プライドが高いということとは、少し逸れるような合致するような。
でも、さすが21年と7ヶ月僕の兄をしているだけあると思った。

普段兄とはあまりメールをしない。
いつも終電間際まで働いているし、碌でもない話に終始するので。
なのに今回に限って、いろいろとアドバイスをくれて、最後には
「がんばれ!」
と一言メールを送ってくるなんて兄らしくないぞ、兄らしく。

だから、物凄く嬉しかったのだ。
もう我慢できん。
かのにっくき地球人に、復讐して思い知らせてやるのだ。

確かに我々の星、プライドレス星は雨が少なくて年中通して乾燥している。
そのせいで火事も多い。
だからといって地球人は、我々の星を「小火星」と呼んで馬鹿にしおる。
しかも、我々がプライドレス星人という名前だから、プライドのない人種なのだと軽んじおって。
地球から僅か5光年しか離れておらず、生物が住んでいることもお互い確認しているのに、奴らは我々を露骨に無視する。
もう許すことができん。
奴らの星、水が豊富な地球を征服して、我々の星の消火栓にしてやるのだ。
被害妄想だなんて決して言うな。

今回の作戦に使うのが、今回のために新たに開発したこのガスだ。
このガスを地球に撒布して地球人の子供が吸えば、子供は我々を礼賛するようになる。
自分たちの子孫が、馬鹿にしていたプライドレス星人を褒め称えるのを聞かせて、奴らに精神的ショックを与えてやるのだ。
それと同時に、我々は地球に攻め込む。
心に深い傷を負った奴らだ、我々の攻撃にひとたまりもないであろう。
こうして地球人はプライドはずたずたに切り裂かれ、その上星まで征服される。
我々にとっては、まさに一石二鳥と言うわけだ。
さぁ、時は満ち足りた。いざ行かん。

我々は負けた。地球人め、我々の攻め込む2日前に星全体を覆う空気清浄機を完成させておった。
地球人に捕らえられた我々の仲間は、犬の散歩をさせられたり緑のおばさんをやらされるという拷問を受けて、廃人のようになって帰ってきた……。
我々はもう奴らには構わん。
我々は唯一であって、地球人などと比べることのできるようなものではないことを悟ったのだ。
自己弁護だなんて言うな。
我々はなるのだ、プライスレスに。

放課後の時間割

2004年4月16日 読書
ISBN:4035508802 単行本 岡田 淳 偕成社 1990/12 ¥735

今から12年前に僕が大好きだった本。
僕が読書好きになったきっかけと言っても過言ではない。
今年22歳になる僕だが、再び読みたくなってamazonにて購入。
ハードカバー版は1980年1月発売のようなので、今から24年前に書かれたものなのか。

読みながら「そうそう、こんな話あった」と懐かしく思い出す。
そして、思った以上にしんみりとした話が多くて驚いた。
ただ1匹生き残っている「学校ネズミ」が図工の先生である「ぼく」に物語を聞かせる、という形で話は進む。
話の舞台が全て学校なので、不思議な話も容易に想像が付くし、自分の身に覚えのある話もある。
僕が使っていた机に「LUNA SEA」と過去に掘ったあなた、今は何をしているんですか?

小学校4年生の僕は、「手の中のもの、なぁんだ」という話がお気に入りで、夕飯を作っている親の前で無理矢理朗読して聞かせたことがある。
それほど気に入る話を含む本は、12年ぶりに読んでも全く色褪せない内容だ。
微笑ましく、心に響き、懐かしかった。

ちょっと疲れたかな、と思ったときに読む児童書は、とても心に沁み入る。
「子供用の本だから」と侮れない。
忘れかけていたものを思い出させてくれる、そんなものだ。
せめてもの憂さ晴らしに、劇団四季のチケットを購入。
『ユタと不思議な仲間たち」の来週末公演。
予讃の関係で3階バルコニー席だけど、構わない。
四季の公演に行くのは2年ぶりだ。
思い切り楽しんでやるのだ。

気付くのが遅れてしまいましたが、3万ヒットありがとうございます!!
最近は躁鬱激しい日記になっておりますが、自分の思いを正直に綴っていることは昔から変わりありません。
これからも何卒よろしくお願い致します。
親から電話があったので、弱音を吐いてみた。

今まで、何社一次面接で落とされてきただろう。
エントリーや筆記はそこそこ通ってきた。
しかし、面接やグループワークとなると殆ど落とされてきた。

最近、友達にも家族にも弱音を吐きまくっている。
辛いのだ。
手元にあった持ち駒は泡のように消える。
「もしあそこに入社できたら……」なんてビジョンは手で掻き乱せばたやすく散る。

友達と一緒に受けていた企業に自分だけ落ちて。
その友達から励ましの電話やメールもらって。
そしてその友達は、見事に最終選考まで残ってくれる。
「絶対に内定取ってくれ!」と笑顔の顔文字使ってメールを送っている自分は、なんて無様なんだろう。

いくら落ち込んでも、みっともなくても、自分を卑下すれば内定が舞い込んでくるわけではない。

「走りなさい!今しかできないことがある!休んでいる場合ではない!小さなところから大きなところまでとにかく走り続けるのだ!」
というメールを友達からもらった。
そう、走り続けるしかないのだろう。

「1週間くらい休憩したい」なんて言いながら、説明会やエントリーをしまくっているのは自分なのだから。
自己矛盾も甚だしい。

慌しい。

2004年4月8日 就職・転職
午前はRH社の筆記。
1日に受けたT社の筆記と全く同じ内容。
だから、言語はかなり余裕を持って終わらせる事ができ、非言語は全く同じところで躓いた。
うーん、確率だけはマスターしたいな。

午後はD社の面接。
昼飯を食いっぱぐれていたので近所のドトールに入ると、D社のパンフレットを読んでいる女の子がいた。
たぶん一緒に面接受けるんだろうな、と思うと案の定。
しかし、集団は集団だが2人かい!
2対2で1時間みっちり。
言いたいことは結構言えたが、途中でうまく言葉が出てこなくて
「OOが、ではなくてXX、というのもおかしいですね、**の方々が…」
という言い回しをすることも。
落ち着けー。

面接官が同じ学校のOBということもあり、最後の
「あなたの学校・学部をPRしてください」
という質問には冷や汗を書いた。
受験生に伝えるように、おおまかでわかりやすい言葉で話すと
「うん、確かにそんな感じなんだよね」
と言ってもらえた。上手く伝わったかな。
最後の「なぜその大学を選んだか」という質問に質疑応答を含めると11問くらい質問受けたか?

終了後、一緒に受けた女の子とカフェでお茶をして喋り、地下鉄の大手町駅で別れる。
明日、大阪で選考があるのでその足で新幹線に乗り、京都の友達の家に泊めてもらっている。
明日の勉強がまだぜんぜん出来てない……。
午前、B社のグループディスカッションに参加。
本当は6人チームだったのに、2人欠席で男1、女3の4人チームに。
けれど、その分まとまりがよくやりやすかった。
全員がしっかり発言し、企画も内容もまとまったので。
僕も久しぶりに十分やれたと思えるディスカッションだった。
これで落ちたら、仕方がない。
けど、落ちたらやっぱりへこむかも。

12時過ぎに終わったので、そのまま大学に向かってサークル勧誘。
……のつもりが、楽器は家だわチラシ配りはもう終わってるわで、結局サークルのメンバーをしゃべって、片付けを手伝っただけだった。
いや、1年生は若くていいね。
元気を少し貰って、しゃべりでストレスを発散してきた。

夕方17時過ぎ、またB社に向かう。
同じくB社を志望している友達が、明日OG訪問するから一緒に行く?と誘われたのだ。
二つ返事で承諾し、B社に。
OGの方が会議が長引いていて、40分ほど待ったがそんなこと苦にならない。
近くのドトールで、OGの方の都合で30分程度だったが詳しくお話を聞かせていただいた。
是非、この話を活用できるステップに進みたい。

OGの方が帰られたあと、友達と話のフィードバックをしていると電話が鳴る。
出てみると、4日に筆記を受けたY社からだった。
筆記試験を通過したので面接にお越しください、という内容。
正直、信じられない。
出来はボロボロだったのだ。
でも折角掴んだチャンス。
本気で頑張る。

フィードバック中に、メールも届いていた。
今東京にいるぷこ嬢(ブックマーク参照)から、お誘い。
友達とのフィードバックを終わらせて東京駅に急ぎ、ぷこ嬢と先に来ていらしたフリスク氏(ブックマーク参照)と合流。
COREDOで夕食。目的は古奈屋という店のカレーうどん。
メニューを見ると
「もちカレーうどん」
「えびカレーうどん」
「もちえびカレーうどん」
「バナナカレーうどん」

……バナナ?

フリスク氏が挑戦することに。
バナナの天ぷらとリンゴがついたカレーうどん。
甘くて美味しいらしい……挑戦してみればよかったかな。
僕は贅沢にもちえびカレーうどん。
揚げもちが香ばしくてとても美味しい。
カレーは、カレーうどんにありがちの甘めの出汁カレーでなく、しっかりと辛みのあるカレー。
麺は細めで腰は並。どんどんのびるので早めに食べるが吉。

就職話が主になってしまった今回の会合。
先に社会人になられたぷこ嬢から、いろいろためになるお話をいただきました。
ありがとうございます。
フレッシュネスバーガーに河岸を変えてお茶し、話を継続。
23時ごろ店を出、ぷこ嬢を宿までお見送りしてから我々も駅に。

……フリスク氏は終電を逃された。
僕はまだあったが、今の僕の部屋は人をお泊めできる状態ではない。
フリスク氏はマンガ喫茶で夜明かしするらしい。
僕は終電間際で何とか帰宅。
明日は学校で健康診断だけだったのに、必死に企業研究だな。
午前はH社の面接。
午後はN社の面接。

何で今更緊張してるんだー(泣)

ま、話せ。

2004年4月1日 日常
夕方16時半より、T社の面接&筆記。
面接は、また地雷を踏んだ感じ。
どうしても、早口で焦ってしまう癖が抜けない。

筆記は、言語はだいたい間に合うのだがやはり非言語。
分からない問題をポンポンとばすというスタンスでやらないと半分も解き終わらない。
1度通してやり、戻ってじっくり考えると何とか解ける問題もあるが、今回も5問ほど残して終了。
今までもこんな感じだからいいか。

しかし、適性検査350問には泣けた。
横マーク方式の試験用紙はマークし辛いし、手が腱鞘炎を起こしそうである。
この時間の参加者は20人程度だったが、最後の4人まで残ってしまった。

終了後、大阪の友達のところにまで移動して合流。
とりあえず夕飯を買ってきて、愚痴を聞く聞く。
始めは「頭がこんがらがって、何を愚痴っていいかわからん」なんて言ってた癖に、10分も経たない内にいくらでも出てきているではないか。
別に向こうも答えを求めているようでもなかったので、聞いて思うことを正直に伝えるだけにとどめておいた。
奴が酒を飲めればもっと正直な話を聞けたかもしれないが、悲しいことに、氷結果汁を1/2缶飲むだけで動けなくなるくらい酒に弱い。
いつも素面で冷静に受け止めなければいけないのも辛いだろうなぁ。

何故か最後は、「子供が出来たらどんな名前をつけたいか、どんな名前が好きか」という話をしながら、自然に眠る。
明日、岡山で選考があるのでたった1週間でまた帰省。
今日も実は1つ選考があったのだが、一身上の都合で辞退。

夕方のんびりしていると、友達から電話。
出てみると、物凄く落ち込んでいた。
悩みというか愚痴を1時間にわたって聞いていたのだが、
「家にいたら考え込んでしまうから無理矢理用事作って外に出てる」
「夜もテレビつけながら寝て、気を紛らわせてる」
などと、明らかに尋常な精神状態でないことを口走っていた。

明日、選考のあと直接東京に帰るつもりだったのだが、
友達の住んでいる大阪に会いにいって一泊しようかと考えている。
2日は学校のガイダンスがあるのだが、出なくても情報を回してもらえるだろうし。
普段全然他人に愚痴を漏らさない奴だからこそ心配なのだ。
今日も電話しながら、
「ぼの(仮名)は今就職活動しよるし、こんな愚痴聞かせるのもどうかと思ってなかなか連絡できんかった」
などと言っていたし。
そんなことは気にするなと前にも言っといたのに。

何とかしてやりたい。
自分に出来る範囲で、何とかできるものなら。

4月1日の日記

2004年3月30日
今回は秘密だけ。
ISBN:4063460304 コミック 一色 まこと 講談社 08/1999 ¥505

今日は久しぶりのオフ日。
来週はものすごく忙しいので、ゆっくり休む。
始めは家から出るつもりはなかったのだが、音楽マンガが読みたくて漫画喫茶へ。

『ピアノの森』はヤンマガで連載されていた、タイトル通りピアノを主題にした漫画。
そのピアノは、とある森の中に捨てられたものだった。
壊れてしまって、普通の人ならまともに音を出すこともできない。
しかし、このピアノを赤ん坊の頃からおもちゃにしていた少年、一ノ瀬海だけはこのピアノを弾く力を持っていた。
もともと類稀なる音楽の才能を持っていた彼は、都会から引っ越してきたピアニストを目指す修平、プロのピアニストだった学校の先生、阿字野と出会い、ピアノの世界に足を踏み入れる。

登場人物の境遇が境遇だけに、全く上品な話ではない。
けれど、話の内容は良い。
海の音楽に目覚めていく様子、修平の心の揺らぎが伝わってくる。
中でも、4巻あたりからはじまるコンクール編が面白く、泣ける。
コンクールで海と出会った誉子が予選、本選と最高の演奏をするシーンは引き込まれた。
あがり症に打ち勝つための方法、参考になりました……。
「評価されるための演奏じゃなく、自分らしい演奏を」
うろ覚えなのだが、このような内容の誉子のセリフ、自分に足りないものをそのまんま突きつけられた感じ。
仕切りのない漫画喫茶で涙ぐみそうになった。

音楽漫画は音を誌面で伝えなければいけないので、描くのはとても難しいと思う。
バンド漫画だと迫力を持たせることもまだしやすいだろうけど、これはピアノを主体にしたクラシック漫画だ。
これは楽譜を効果的に使って、非常にきれいに演奏シーンをまとめている。
見ていてとても気分がいい。

クラシック漫画は、その方面に知識がないととっつき難いと思われるかもしれないけど、これや『のだめカンタービレ』なら絶対にすぐ入り込める。
現在9巻まで出ているが、本誌では休載中。
その間に著者は別の漫画をヤンマガで連載、完結させている。
早く、続きが読みたい。
朝はゆっくりし、昼からS社の面接に。
始めの自己紹介はたいてい料理ネタを使っている。
自己紹介と自己PRは別物と捉えていて、自己紹介と言われたら自分のパーソナリティがわかりやすい話をするようにしている。
しかし、今日初めて「料理人になれば?」と言われた。
焦って「趣味を仕事にすると、結果を問われて辛くなるから……」なんて答えてしまう。
この時点で「終わった」と思った。

志望動機は聞かれず。
ESに沿って学生時代取り組んだことや強みについて尋ねられる。
僕の研究内容が気にかかったらしく、それについて10分くらい突っ込まれて答えてを繰り返した。
志望動機は、帰り道で一緒になった人も聞かれなかったらしいのでちょっとだけ安心したが、31日に来る結果が怖い。

落ち込んだ気持ちを抱えてしまった。
気を取り直すために、マンガ喫茶に入り浸る。
3時間の割安パックで、「のだめカンタービレ」をコミックスが出ている分だけ(8巻)読破。
面白いな、これ。
著者は特にクラシックに詳しいというわけではないようだが、楽器や曲についてはしっかり研究なさっているらしい。
シリアスな時はシリアス、ふざける時はふざける、とメリハリがついていて読んでいて飽きない。
クラシック好きにはたまらない。

しかし、スーツ姿の男が少女漫画コーナーで物色する姿は、さぞ滑稽だったことだろう。

家に帰ってきたら、B社の筆記通過連絡と、NのES通過連絡が届いていた。
落ち込むことあれば、必ずいいことある。
T社の説明会に。
京都の本社のある、広告や梱包資材を扱う会社。
セールスプロモーションという仕事には興味がある。
ただ、人事や営業の方の説明が平坦で長く、うつらうつらとしてしまう。
若い社員を殆ど見ていないのが気がかりなところ。

アンケートを書かされたが、どこからどう見てもESだ。
自己PRに興味をもった仕事、やりたい仕事。
仕事を選ぶポイントなど質問が所狭しと並べられている。
1つ1つのスペースは小さいのでサクサク埋めてきたが、これで選考されたらやってられない。

外は大雨。
朝はいい天気だったので、洗濯物まで干してきたのに。
18時、雨に打たれながら、竹橋のテストセンターでSPIを受けてくる。
1度「次へ」をクリックすると戻れないのに、1回ダブルクリックしてしまったせいで3問まるまるふっとばすことに。
言語はまぁまぁ解き易かったが、やはり僕の問題は非言語だ。

終わったら19時過ぎ、ようやく雨は小降りになっていたので悠々と歩いて帰る。
夕飯は、冷凍していた豚タンとジャガイモ、豆腐、キムチで雑炊。
見たらすぐわかるとおり、冷蔵庫の掃除だ。
これでもまぁまぁ美味しいものができるので、よし、と。

3月22日の日記

2004年3月22日
とりあえず秘密のみ。

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