ISBN:4403670199 コミック 久世 番子 新書館 2005/09 ¥672

友達のブログで紹介されたいた。
僕も職業柄とても興味があったので、池袋ジュンクで捜索。

これは書店員兼漫画家の久世番子が、書店での日々を綴ったエッセイコミック。
品出しや返品、万引きなど書店での日常を赤裸々に描いてある。

僕は書店バイトの経験がないし、営業経験もないので書店の実情には疎い。
書店さんってこんなに大変なんだなー……。
特に朝なんて、品出しシュリンク陳列に付録付けまでこなしてるのか。
大量減数を見越してサバ読んで発注したら満数来てしまって慌てたとか、割引利くからと本を買いすぎることなど、自分にも経験あることが描かれてたりして思わず笑ってしまう。
リアリティあっていいです。
変に版元や取次、読者に媚びたこと言わないのもいいです。

しかし、箱のサイズ17号とかダンボールの側面に書かれている文字で、どこの取次使ってるか一発でわかるがな。

でも、これだけはわかってください!
こっちも「取り次がない」のではなく「取り次げない」ことが多いことも!
版元さんが重版にシビアなことは、版元にいる友人からこの金曜にもレクチャーしてもらったばかり。
確かにね、調子に乗って重版かけたとたんに返品されてきたら在庫あふれるし。
よって、特に専門書なんかだと、もう何年も最小限ストックしかない(=取次の倉庫にまわす分などない)こともあるのです。
営業さんと仲良くなっておくと「この前ちょっと返品きたから」ってくれることもあるんだけど。
ありがとうございます、H社さん、H出版さん。

……H大出版局はとてもシビアだよなー。
OBだっつったらくれるかな。

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