ISBN:4091885543 コミック 芳崎 せいむ 小学館 2005/08/30 ¥590

営業部のスペースに積んであった。
「あー、面白そうだな。売ってもらおうかな」と思いながら翌日出社すると、ない!
書名も覚えていなかったが、記憶に残っている装丁だけを頼りに池袋ジュンク堂で捜索。
無事発見。シリーズ物4冊全て購入。

「金魚屋古書店」は、駅から少し歩いた、川べりにある古本屋さん。
扱っているのは漫画。
漫画のみ。
どこにも売ってなかった漫画、プレミア物、ここに揃わないものはありません。
だから、至る所から漫画に自分の物語を持っている人たちが集まってくるのです。

僕としては、久々の大ヒット!
戦前〜80年代の漫画の話が中心なのでリアルタイムで読んだものは1冊もないのだけれど、作中や巻末で詳しい解説がなされるので取り残されることはない。
現役古書店店長さんが監修しているので、こんなに詳らかなのか。

何よりも、漫画好きにとっては、話の節々に「あるある!こんなこと!」「こう感じたことある!」という想いが溢れていて。
ついつい読みながらにやけてしまうことも。
たまーに、やりすぎと思うこともあったけど。

『金魚屋古書店』よりも先に『金魚屋古書店出納帳』(少年画報社/新版が小学館から発売中)を読んだ方が、人間関係やいきさつがわかって良いかも。

もし、今好きな漫画が何でも手に入るとしたら。
片倉陽二先生の『のんきくん』が読みたいなー。
どこまでもマイペースな3人家族、のんきくんとパパとママ以外に主要メンバーなし。
「あり〜?」とか「ドピュー」とかの特徴的な擬音、ロケットみたいに飛んだりきりもみ回転する独特なすっこけ方。
面白かったなぁ。
でも、80年代のてんとう虫コミックスなんてとっくに絶版。
片倉先生も’97年にご逝去なされた。
記憶では、8巻まで出て「以下続刊」
9巻は永久に出ない。
今、ぴっかぴかコミックスとして復刊しているみたいだけど、それじゃ何か違う。
オークションやamazonでは見つかったけど……。

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