誤解だ。

2005年6月5日 日常
コンビニのジュース売り場で迷った。

紙パックのお茶なら500ミリで84円……。
ペットボトルより断然安いな。
しかも、1リットルでも103円!
でも、こぼさないか?
やはり蓋があったほうが安全か……?

結局、安さと量に負けて1リットルを購入。
気をつければ平気、平気。
今日の楽団はきっついぞー。
本番前最後の練習だぞー。
しかもそんなに涼しくないぞー。

やはり練習はきつく、お茶を700ミリは飲み干して終了。
500だったら間違いなく足りなかった。

残りのお茶をこぼさないように気をつけつつ、帰途。
電車の中で、明日までの課題の構想を練る。
考え事に没頭する。
どうすればいいだろう。
どうすれば、一番有効なのだろう……、と新しい企画案を練っていた。

油断した。
気づくと、鞄の中にお茶がこぼれているではないか。
無言の悲鳴を上げてお茶を取り出すが、けっこう大量にこぼれてしまった。
鞄の中は、ビニール製の袋に入ったDVDが壁になってくれたので、本1冊と楽譜が濡れただけだった。
しかし。
僕の鞄の底の穴から、お茶が流れ出していたのだ。
抱えるように鞄を持っていたので、流れたお茶は……。

電車の座席が湿る。
その湿った座席に座っているのは、股間がびしょ濡れの僕。
そして、足元には、少し黄色とも茶色とも取れる色のかかった水溜り……。

何も知らない人が見ると、僕がおもらししたようにしか見えない。
そして、真実は僕しか知らない。
向かいの席に座っていた男女3人は、じっとこっちを見ていた。
実際、僕はおもらしはしていないので恥ずかしがることもあるまい、と開き直って、でもやっぱり真実を主張したくて、お茶のパックを手に持ってじっと座っていた。
次の駅でが目的地だったのでそそくさと降りたのだが、あの座席が乾くまでは誰もが「ここで誰かがもらした」としか思わないだろう。
別にいいのだ。
電車の中での出会いなど、所詮一期一会!!(by辛酸なめ子)

一期一会なら、最上級のおもてなしが必要ではないか。

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というわけで。
この日記を見てるはずのKさん。
『僕の中の壊れていない部分」は新品を弁償します。
本当にごめんなさい。

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