自尊心から来る憎悪の果て(三題噺:プライド、火星、動物の入る諺)
2004年4月17日 日常もう我慢できん。
かのにっくき地球人に、復讐して思い知らせてやるのだ。
確かに我々の星、プライドレス星は雨が少なくて年中通して乾燥している。
そのせいで火事も多い。
だからといって地球人は、我々の星を「小火星」と呼んで馬鹿にしおる。
しかも、我々がプライドレス星人という名前だから、プライドのない人種なのだと軽んじおって。
地球から僅か5光年しか離れておらず、生物が住んでいることもお互い確認しているのに、奴らは我々を露骨に無視する。
もう許すことができん。
奴らの星、水が豊富な地球を征服して、我々の星の消火栓にしてやるのだ。
被害妄想だなんて決して言うな。
今回の作戦に使うのが、今回のために新たに開発したこのガスだ。
このガスを地球に撒布して地球人の子供が吸えば、子供は我々を礼賛するようになる。
自分たちの子孫が、馬鹿にしていたプライドレス星人を褒め称えるのを聞かせて、奴らに精神的ショックを与えてやるのだ。
それと同時に、我々は地球に攻め込む。
心に深い傷を負った奴らだ、我々の攻撃にひとたまりもないであろう。
こうして地球人はプライドはずたずたに切り裂かれ、その上星まで征服される。
我々にとっては、まさに一石二鳥と言うわけだ。
さぁ、時は満ち足りた。いざ行かん。
我々は負けた。地球人め、我々の攻め込む2日前に星全体を覆う空気清浄機を完成させておった。
地球人に捕らえられた我々の仲間は、犬の散歩をさせられたり緑のおばさんをやらされるという拷問を受けて、廃人のようになって帰ってきた……。
我々はもう奴らには構わん。
我々は唯一であって、地球人などと比べることのできるようなものではないことを悟ったのだ。
自己弁護だなんて言うな。
我々はなるのだ、プライスレスに。
かのにっくき地球人に、復讐して思い知らせてやるのだ。
確かに我々の星、プライドレス星は雨が少なくて年中通して乾燥している。
そのせいで火事も多い。
だからといって地球人は、我々の星を「小火星」と呼んで馬鹿にしおる。
しかも、我々がプライドレス星人という名前だから、プライドのない人種なのだと軽んじおって。
地球から僅か5光年しか離れておらず、生物が住んでいることもお互い確認しているのに、奴らは我々を露骨に無視する。
もう許すことができん。
奴らの星、水が豊富な地球を征服して、我々の星の消火栓にしてやるのだ。
被害妄想だなんて決して言うな。
今回の作戦に使うのが、今回のために新たに開発したこのガスだ。
このガスを地球に撒布して地球人の子供が吸えば、子供は我々を礼賛するようになる。
自分たちの子孫が、馬鹿にしていたプライドレス星人を褒め称えるのを聞かせて、奴らに精神的ショックを与えてやるのだ。
それと同時に、我々は地球に攻め込む。
心に深い傷を負った奴らだ、我々の攻撃にひとたまりもないであろう。
こうして地球人はプライドはずたずたに切り裂かれ、その上星まで征服される。
我々にとっては、まさに一石二鳥と言うわけだ。
さぁ、時は満ち足りた。いざ行かん。
我々は負けた。地球人め、我々の攻め込む2日前に星全体を覆う空気清浄機を完成させておった。
地球人に捕らえられた我々の仲間は、犬の散歩をさせられたり緑のおばさんをやらされるという拷問を受けて、廃人のようになって帰ってきた……。
我々はもう奴らには構わん。
我々は唯一であって、地球人などと比べることのできるようなものではないことを悟ったのだ。
自己弁護だなんて言うな。
我々はなるのだ、プライスレスに。
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