放課後の時間割

2004年4月16日 読書
ISBN:4035508802 単行本 岡田 淳 偕成社 1990/12 ¥735

今から12年前に僕が大好きだった本。
僕が読書好きになったきっかけと言っても過言ではない。
今年22歳になる僕だが、再び読みたくなってamazonにて購入。
ハードカバー版は1980年1月発売のようなので、今から24年前に書かれたものなのか。

読みながら「そうそう、こんな話あった」と懐かしく思い出す。
そして、思った以上にしんみりとした話が多くて驚いた。
ただ1匹生き残っている「学校ネズミ」が図工の先生である「ぼく」に物語を聞かせる、という形で話は進む。
話の舞台が全て学校なので、不思議な話も容易に想像が付くし、自分の身に覚えのある話もある。
僕が使っていた机に「LUNA SEA」と過去に掘ったあなた、今は何をしているんですか?

小学校4年生の僕は、「手の中のもの、なぁんだ」という話がお気に入りで、夕飯を作っている親の前で無理矢理朗読して聞かせたことがある。
それほど気に入る話を含む本は、12年ぶりに読んでも全く色褪せない内容だ。
微笑ましく、心に響き、懐かしかった。

ちょっと疲れたかな、と思ったときに読む児童書は、とても心に沁み入る。
「子供用の本だから」と侮れない。
忘れかけていたものを思い出させてくれる、そんなものだ。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索