こんな時期に鳥を食べにいく。
わが地元、香川に「一鶴」という骨付鳥の店がある。
横浜にも出店していたことは前々から知っていたが、横浜は少し遠い上に一人で食べに行くような店でもない。
ずっと行きたがっていたが実行できなかったところに、無常氏(ブックマーク参照)が「機会があったら行きましょう」と言ってくださった。
早速段取りを付け、決行。僕は決めたら実行まで早い。

横浜駅・旧東急東横線の改札前で、はじめまして。
初対面だったがすんなりと合流して、店に移動。
予約時間10分前だったが、入れてくれた。
客はいる。
鳥インフルエンザの影響など全くないようで安心。

麦酒で乾杯し、料理を頼む。
滅茶苦茶固く、噛み締めるほど味が出る親鳥と、柔らかく食べやすい雛鳥。
僕は前日も歯が痛んだばかりだったので雛鳥、無常氏は親鳥に挑戦。
後は牛スジ煮込みにネギ鯖、もろきゅうと酒に合う肴。
もろきゅうは本当にキュウリがそのまま一本出てきたので、無常氏が豪快に真ん中で折る。

料理や古典の話をしていると、鳥が来た。
久しぶりである。
香川で見るものと変わりない鳥が出てきたことが嬉しかった。
5年位前と比べると少し辛みが抑えられ、小さくなった気もするけど、それでも懐かしい味なのだ。
父がここの鳥が大好きで、酷い時には毎週食べたこともあるから。

無常氏は固い親鳥に悪戦苦闘。
この日は学校の球技大会でバスケットボールをしてきたらしいのだが、「顎が筋肉痛になる」と言ってらした。
その後僕が鳥飯をもそもそ食べて、無常氏は雛鳥にもチャレンジ。
運動したぶんを全て取り返したらしい。
確かに、油脂は多いのだ。
鳥皮も向かないし、こんがり焼き上げているから。
無常氏の口に合ったようなので、紹介者としては胸を撫で下ろす。

酒も肴もなくなった頃に、河岸を変えることに。
横浜駅内の紅茶のお店(名前忘れた)に移動。
僕はアーモンドチャイを、無常氏はダージリンのシーズンティーを飲みながらまた、多くは文学や趣味についての話。
三国志とか能とか。学校についても。
やはり中高生って楽しそうだな、と思う。

平日ということと明日の予定を加味して、20時半には解散。
お疲れ様でした。とても楽しかったです。
今度は中華街案内してください、と厚かましいお願いしてみます。

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