先日も書いたが、僕も就職活動を意識し始める時期である。どんな情報でも欲しい。

うちのゼミには計12社から内定をもらったという凄い人がいる。とある講義で偶然出会ったので、講義後に話を聞かせてもらった。

先輩が語る就職活動体験。
とある金融の最終面接では、
「地位と、仕事と、金。どれが一番欲しい?」
と聞かれたから
「金」
と間髪入れず答えたら面接官が爆笑して
「あー、つまり稼ぎたいんだね?」と聞かれたので
「はい〜☆」
と答えると「この場で内定あげるよ!」と展開したとか。

とある住宅系では1次面接で、面接官と1対1で
「30分間自己PRして。何使ってもいいから」
と言われ、考えた結果、机と椅子を端に寄せて後ろにあったホワイトボードにバーの絵を描き始めたとか(バーテンダーのバイトをしている)。面接官に
「ちょっと何やってんの!?」と言われたら「何してもいいって言ったじゃないですか!」と言い返し、鞄からシェイカーを取り出して、真似事をはじめたらしい。
それで、「初対面の落ち込んでいる客を励ます」という一人コントを30分間やって、
「このように、私は人のいいところをすぐにたくさん見つけられます」
と締めくくった……らしい。

先輩はこの会社の面接をこう語る。

「面接官に大受けで、滅茶苦茶笑われたから、『あー、駄目かな』と思ったら通ったの。で、2次でも同じのやって、て言われたんだけど同じのやるわけにいかないじゃん?だから今度は自分の過去を30分延々喋ってさ。そしたら3次でもやらされて今度は関係ない人もギャラリーでたくさん見てんの!本当なら筆記とかプレゼンのはずなのに私だけずっと30分PRでさ!しまいには『これ面接ですよね!?私なんでこんなことしてるんですか?毎回ネタ仕込むの大変なんすよ!?』て逆切れしたの。内定もらったけど。面接行く途中に『何で私、バーテンの用具一式に酒ビンまで担いでるんだろう……」て思ったよ。」

先輩。私、あなたの真似できません。
面接ってこういうものなんですか?経験者のみなさん。

心得のほうを端的にまとめると、先輩が言うことは「自分を見失うな」と「嘘を見破れないほど面接官はバカじゃない。本心で語れ」、「自己PRは早めに練っておく」 とても参考になりました。

しかし、大手企業の内定ボコボコもらってるのに、先輩が行くのは先物取引。大手食品も住宅も、テレビ局まで蹴った。理由を聞くと「研修の待遇がものすごく良かったから、ここで1年経験積んで本当にやりたい仕事目指すんだ。」

この方なら出来そうな気がする。絶対に。

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