久しぶりに参加するといろいろあるね。

先月は課題が山ほどあって凄まじい忙しさに見舞われたので、ほとんど楽団に参加できなかった。先週パートリーダーに休みの報告を入れると「了解。課題がんばれ」ではなく「今度の演奏会に出る気あるのかー！」と叱咤のメールを送られてしまうほど怠けてしまっていた。今日、ほぼ1ヶ月ぶりに参加。

演奏会ではいつも7曲はやるので、暇な、あまり趣味でない曲もやることになるのはある意味当然のこと。今回の演奏会は音楽で飯を食っているプロの方を招いての演奏会なのだが、このプロの方がメインの曲が僕にはかなりつまらない。長い休みをぼんやりと練習場の入り口のほうに目を向けて過ごしていると、この曲が降り番で外に休みに出て行っていた別パートの方が数人の団員に中に担ぎこまれるのを見てしまった。他の降り番の方が慌てて携帯をかけたり、タオルを水で濡らして走っていったりしている。倒れているのが発見されて中に担ぎ込まれた、というのは容易に想像がつき、心配で様子を見に行きたかったが今僕は合奏中で、指揮者さんやプロ奏者は入り口に背を向けているので気付いていない。隣で吹いていた先輩に「…今、人が担ぎこまれませんでした？」と聞くと「担ぎ込まれたけど、今、合奏中だから…」幸い、降り番の人が多い曲だったので、おまかせすることにした。

休憩時間になったので慌てて様子を見に行こうとしたが運び込まれた部屋には入れてもらえなかった。どうやら意識は取り戻していたらしい。もともと体調が悪かったのだが、今日の熱さで悪化させてしまったのだろう、とのこと。救急車で運ばれていったが、程なく家に帰れたらしい。大丈夫そうで何よりだ。

この日の夕飯は元司書さんに誘われていった、立川駅北口から歩いて10分ほどの「厨ぼうず（くりぼうず）」という居酒屋。向かう途中にあった電光掲示板に「業界隋一」みたいなことを書いてあって二人で「国かい！」とツッコミを入れながら入店。テーブル席メインで活気のある雰囲気はなかなか良し。

料理のほうは、まずお通しが大根サラダだったことが高得点。呑み屋ではサラダが必ず食べたくなるのでとても嬉しい。どの料理も基本的に量が多いのも○。味も悪くなく、〆鯖を目の前でバーナーで炙ってくれる焼き〆鯖は大ヒット。魚って炙って半生で食べるのが一番美味しいのかもしれない。ただ、オムレツが作り置きっぽかったのがマイナスか…。大きなオムレツが4つ切りにされていたのだが、頼んで5分で、完全に火が通った状態で出てきたから。後は鮭カルパッチョもつくねも野菜炒めも美味しかった。

しかしここの店員は陽気だ。元司書さんと喋っているとビールジョッキを持って現れ、自己紹介と共に乾杯、雑談に加わってくる。盛り上げ役もやってくれ、料理を運んできた時も丁寧に説明してくれる。「馴れ馴れしい」ではなく「気さくな」と思わせる人が多くて親しみやすい。

最後にはサービスで味噌汁を出してくれ、会計後は美容院みたいに外まで見送ってくれた。少しお高いのが難だが、もう一度行きたい、と思わせてくれる。

そうして帰宅。
来週は土日で楽団の合宿なのだが、僕は土曜講義のため日曜だけ参加。昨年はかなり辛かったが、今年も厳しいのだろうか…。