Coccoを歌い尽くす。

大黒摩季が好きとか中島みゆきが好きとかは、この日記でも何度も語ってきたことだが、実はCoccoも大好きだったりする。ブレイクした「強く儚い者たち」で気になって「Raining」でハマったクチである。友人には「何で大黒摩季が好きでCoccoや中島みゆきが好きなんだ……？」と不思議がられていたが、自分でも何故かわからない。Coccoの最後の出演となったミュージックステーションは今でもビデオに残している。

そんなある日、某所で「Coccoを歌い尽くすカラオケに行きませんか」という募集があったので早速参加表明した。以前カラオケで、男であるにも拘わらずCoccoの「遺書。」というしっとりとした歌を歌ったらすごく退かれた経験があるのでそれからカラオケでは抑えてきたがたまにはたまには思い切り歌ってみたい。

集合は新宿駅東口。だが新宿に着いてみると西口に出てしまった。集合時間まであと15分だったが正反対の出口に出てしまうと反対側に回るのは物凄く面倒くさい。もともと方向音痴なのだが頑張って走って南口にたどり着いた。警備員がいたので東口までの道を尋ねると「突き当りを右です」という答え。その通りに走ると……西口に出た。

警備員騙しやがったなーーーーー！！！

駅を出たところにあるバス乗り場でバス会社の方に道を尋ねてやっとたどり着いた待ち合わせ場所、時間は5分遅刻だった。早く出たのに…。

気を取り直して、計11人でカラオケ開始。3冊ある歌本はCoccoのページしか開いていない。いきなり「あなたへの月」というロック調の歌だったので全員合唱で始まった。何だこの熱さは。一体感は。

このテンションに呑まれて僕も頑張る。だが僕は張りのある声でもないしシャウトは苦手だ。だからバラードや優しい曲調の歌を次々と入れていく。周りのみなさんがとても歌が上手で、男性参加者も原キー普通に歌う。だからここでも僕は頑張ってしまい、普段なら高すぎてオクターブ落とすような曲でも原キーで、声が裏返る寸前まで出した。カラオケボックスだと家より声が出やすくなるので家で歌うよりは上手くいったはず。

2時半から7時までで56曲歌った。普通のカラオケなら疲れ出す頃だがCoccoの曲はバラードとロック調が半分ずつくらいなので聴きすぎても疲れない。時には全員で思いっきり歌い、時にはしんみりとした曲静かに聞く。全曲制覇には10曲残してしまったので残念だったが、気兼ねなくCoccoを歌えたので大満足。二次会でもCocco話その他諸々の話題で盛り上がれたし。身近にCoccoファンがあまりいないので1日Cocco漬けというのも初めて。メンバーが良かったのか意外なほど心地よかった。次回もあったら是非行きたい。