カラオケボックスは歌を歌うところである。部屋には歌本、マイクが用意されており自分の好きな曲を呼び出し、部屋によってはそれに合わせて部屋が暗くなったり壁に絵が浮かび上がったり、とパフォーマンスも用意されている。

そこで一曲も歌わず楽器を吹く日が来るとは。

某所で知り合ったヴァイオリン弾きさん(楽団とは別)と会うことになり、お互い楽器を演奏してみることにしたのだが2人なのにスタジオなんて借りられない。もっと集まるのなら借りてもよかったのだが。それで考え出された苦肉の策がカラオケボックス。以前にはカラオケボックスの中でヴァイオリン、クラリネット、フルート、ギター、グロッケンで演奏したこともあるとか。どんな感じになったのだろう。

新宿駅近くのBIG ECHOに入る。ドリンクバーで飲みものを持ってきて早速楽器のお披露目。ヴァイオリンさんはユーフォニアムを見たことがなかったらしく物珍しそうに見ていた。グリーンスリーブスを吹いたら「いい音ですね」と誉めてくださったので単純だが満足。

パッヘルベルのカノンを弾くヴァイオリンさん。ブランク8年で指が動かない、なんて仰っていたがさすが15年のキャリア、素晴らしい演奏だった。先日8年ぶりに楽器を持ったらあまりにもひどくて、「きらきら星」からやり直した、と笑いながら語ってくださった。他にもいろいろと、いかにもクラシックな曲を演奏してくださり、ユーフォから浮気はしないけどヴァイオリンもいいな、と思った。

フリータイムで3時間くらいいたのだが、実は演奏より談笑のほうが時間は長かった。熱の入った音楽トークができるのが良い。これからも集まって合奏することあるだろうから、「君を乗せて」とか「星に願いを」とかやりたいね、とも。

カラオケボックス脱出し、17時過ぎ。このまま晩飯に突入することになったが誰か呼ぼうと思い、同じく某所で知り合ったサックス吹きさんを呼び出す。この方は集まる時はかなりの確率で遅刻するので、「17:22に着くから」と言われたけどのんびりしていいか、と思っていたら一本早い電車で来たらしく15分頃に連絡が入り、急いで新宿駅に向かった。

合流して、西口の牛角に。焼肉なんて久しぶりだ。お高くつくなぁ、と思っていたらヴァイオリンさんがなんと5000円以内なら全額持ってくださると言う。さすが社会人。学生さんは(サックスさん含む)大人しく恩恵に与りました。

石焼ビビンバーギアラーエリンギー上ミノータンー。

僕は内臓(レバー除く)好きだ。以前に食べ放題に行った時に嬉々として皿にセンマイを山盛りで持ってきたら誰も食べてくれずに一人で黙々と食べた覚えがある。

野菜の盛り合わせにピーマンがなかったのが納得行かずに怒りを露にしたが、御飯ものからお酒までおいしくいただきました。ありがとうございます。

人も増えたことで会話の幅も広がり、音楽の話に拘らず過去話から酒が入っていないととても語れないような話までいろいろとかなり盛り上がりながら語っていた。

食事後にヴァイオリンさんと駅で別れ、僕はサックスさんとゲーセンで太鼓を叩きまくって帰ってきました。ヴァイオリンさんとは初対面だったがそれを感じさせない人柄だと感じた。

でも、キャリア15年のヴァイオリン弾きだから黒髪のミディアムロングヘアーでセンター分けだと思っていたのに、かなり短めの茶髪でキャスケットかぶってるなんて……。僕のプロファイリングは8割当たらない。(メガネをかけている、だけは当たった)

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