9時半に起こして、と親に頼んでいたが眠くて起き上がれず、30分後に起床。こんなに早起きした理由は
「うどんを食べに行く」
またかい。

10時半に出発。向かうは琴南町の「谷川米穀店」

http://www.ne.jp/asahi/mensei/udon/myhp54.html

「米穀店」と入ってるが食堂もやっているこのお店、昼2時間のみの営業でうどん屋になる。画像を見ていただくとわかるが看板は「食堂」と書いたものと「※」のみ。傍目ではとてもうどん屋に見えない。しかしとても美味しいうどんを出すのでかなりの人気店となっている。

僕の寝坊のせいで11時45分ごろ到着。店が見え出すちょっと前で「どれくらいいるかなー」などと暢気に考えて店の前まで出ると、

100人以上並んでいた。誇張抜き。

画像で、店まで坂になっているのがわかるが、その坂の上まで人が2−3列で並んでいた。いくら今日が土曜だからとはいえ、来過ぎではないだろうか。11時45分なんていったら昼飯ジャストタイム。こんな時間に来ることになった自分の寝坊を恨んだ。

帰りたくなったがここに来るまで車で40分かかっているのだ。それにここのうどんは僕の中でTOP3に入る。頑張るしかない。

曇りがちで少し風もある今日、店の下には川も流れていてその冷気も上に昇ってきてとても寒い。母と震えながら列に並んでいて、ふと遠くを見てみるとそこにバスが止まっている。そしてバスからニ十数人が降りてきて列に加わった。うどんツアーの観光バスだ。僕もお目にかかるのは初めてだ。おかげで列は坂からはみ出てさらに続いている。

このうどん屋に駐車場はない。坂の下に停めるスペースは2台分くらいあるのだが、人がひしめいているのに停める勇気のある人はいないだろう。

ジャケットのファスナーを締め、ポケットに手を突っ込んで心の中で鼻歌でも歌って寒さを紛らわすこと、1時間。12時45分にやっと店内に入れた。そう広くない店内はまたごったがえしており、相席当たり前。立ち食いOKならもっと入るのにな。

やっとありついたうどん大、200円に卵30円。適当に空いた席に腰掛けて、ここはダシを置いていないので葱、七味、醤油をかけてかき混ぜて掻き込む。硬くはないのだが細くて腰のある麺、最高に美味い。いくらでも食べられそうだ。40分かけて来て1時間待った甲斐があったというものだ。

でも後ろに山ほど並んでいるのにお代わりなんて申し訳無くてできない。ここはお代わり優先なので「ください」と言えば先にもらえるのだがそんな図太い神経は持ち合わせていない。後ろの席に陣取っていた中年4人組が何度もお代わりして席を立とうとしなかったのに反発を覚えていたのもあるが。

2人で合計430円。相変わらずここは素晴らしく安い。大満足して店を出、12時50分になっても坂の中腹より上にまで行列が続いているのを見ながら帰宅の途に就く。途中で美味しくて評判のケーキ屋でケーキを買って帰っていると、家の近くの有名店にさっき谷川で見たバスが停まっていた。たぶん中は大混乱だ。

谷川の行列で、後ろに並んでいた老夫婦が持っていた「さぬきうどんツアーの心得」と書かれたパンフレットが頭から離れない。


コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索