そこまで言わんでも/注目される納豆。

何とか体は持ち直したようなので
学校に向かって体育を受けてきた。

今日の体育はソフト。
着替えて野球場に向かうと5分くらい早く着いただけなのに
まだほとんど来ていなかった。
先に来ていた友達と話していると
「俺、今日徹夜で来たよ…。」
話を聞くと、昨日12時くらいまでバイトをして帰ってきたが
妙に目が冴えてしまって眠れなく、そのまま来たとのこと。
ソフトだけど持つかなぁ、と思っているとそこに別の友達が。
「昨日呑んでてほとんど寝てない。気持ち悪い…」
30分くらい前に来て陰で寝ていたそうで、
ちょっとマシになったというので励ましていると
後から到着するメンバーがみんなして徹夜か二日酔い。
かと思うと、来て着替えてすぐにサッカーボール持ち出して
グラウンドに飛び出していくのもいる。
しかも半袖15度あるかないかなんですが。
何故こうも両極端なんだろう。

僕は前にも書いたとおりソフトが苦手なのだが、
バッターとしては本当に役に立たない人なので、
せめて守りは、と少し気合を入れつつミスしたりしていた。
その中で、ツーアウトで飛んできたフライを
キャッチしたことがあったのだが、その時に周りが
「ミラクルだ、ミラクル」と口々に言い合っていた。
確かに下手でミスも多いけど、「ミラクル」まで言われたら
あんまり気分いいものではない。

体育後、ロッカールームで着替えて屋外に出てくると、
目の前をおっちゃん、おばちゃん、子供の大群が通り過ぎた。
うちの学校は一般人も出入り自由で学校内に
ハイキングコースがあったり、幼稚園から遠足に来たりするので
珍しいことでもないのだが、たまに出くわすと
なんだか和んでしまう。

2・3限を眠気に耐えながら受けた後、
バスで帰っていると、後部座席にサークル友達と固まって
座っていた友達の辺りがなんだか盛り上がっていたのだが、
耳に入ってきた言葉が
「納豆にはオクラを乗せて〜〜！！」
「あのグループでは納豆はの話題は日常なんだろう」
と勝手に納得して聞き流す。
そしてバスを降りるときにすれ違ったので、
「納豆で盛り上がってたね」と言ってみると
「え！？まさか聞こえてた！？」
と狼狽していた。そう日常のことでもないらしい。
いや、恥ずかしいことではないので。

家でなんとなくテレビをかけていると
アニメの「Get　Backers」がかかっていたので
ぼんやりと見ていると
「蛮ちゃんは握力が200キロあるんだ！」
……思わず大声出して笑ったよ。アニメの設定て素晴らしい。