メールログ:磁力と魔法と名人戦
2002年7月8日2月に、キャッツを見に行ったのは過去書いたとおり。
その翌日、僕は京都でぷこさん(お気に入り参照)と
会って遊んでもらっていた。
寺を巡った後に京大前に行く。この前の学祭の名残の
看板が残っていたのだが、その看板に書かれていた
「ヒカルの碁」の新藤ヒカルの手に持たれた碁石は
どう見ても引力で手に吸い付いているようにしか見えなかった。
そこで、今日オフ会があることを知っていた
フリスクさん(お気に入り参照)にメールを送ってみた。
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Title:散策
古都を満喫、やっぱり京都はいいと思いつつ京大前。
手に引力の働くヒカルの碁にツッコミ入れながら
時計台前で写真撮ったり似非受験生を体験してきました。
京大前のカフェでうどん話に花を咲かせ、
これからバスに乗ってチーズケーキに向かいます。
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ぷこさんは次のようなメールを。
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Title:補足ツッコミ。
ヒカルの碁について。あれは引力というより磁力だと思いました。
真っすぐの指に吸いつく碁石、きっと手に
磁石が埋め込まれているのでしょう。
ということで某大学の立て看に対する感想でした。どうやらチーズケーキの次は栗コ(略)探しのようです。
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それに対するフリスクさんの返信。
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Title:ひねもすの横恋慕
あっ!碁石が吸い着く?その秘密は新発売の碁石
「どこでもヒカルくん」のおかげです。
従来のように重力を操る手間も指に磁石を仕込む手間もいりません。
秘密は中心の突起。指の間に挟むだけであなたもプロの仲間入り。
スライム形のかわいらしいフォルムはお子さまにも大人気。
あなたも名人戦に出るチャンス!
今なら口やかましい背後霊佐為もつけて
(サービス期間終了後消滅します)
たったの9800円、9800円でご提供しております。
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さすがフリスクさん。やってくれる。
これは普通のレスなんか返せない。疲れた頭を絞って
苦し紛れに返したメール。
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Title:ヒカルくん!?
そのような製品で楽ばっか考えて、
うちの子の重力を操る力が衰えたらどうするんですか!
ハリーポッター見てやっと真剣に訓練はじめてくれたのに!
世間はゆとり教育とばかり言うけど、おかげでこっちは
塾に通わせなきゃいけないしやってられません!
今すぐCM止めてください!
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ぷこさんは次のような返事を。
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ヒカル君にはぼの氏と一緒に大笑い。
ただしPL法に基づき、万が一お子様が飲み込んでも大丈夫なように、
スライムのてっぺんはもう少し丸みを帯びた形状に
改良する必要がありそうです。
せめて魚コードの骨くらいまで。
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翌日、フリスクさんから届いたメールは次のように。
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Title:サポートセンターより
お客様のおっしゃる通りです。
しかし楽を考えるのが我々の役割。
レコードも冷蔵庫もテレビも突き詰めれば
手間を減らし楽をするものですし、
それらはfantastic/magicalという声とともに
受け入れられていったのです。
重力を操る力は人間の私にもあります。
エレベーターを使えば人さし指一本で屋上に登れます。
ハリーポッターは真似るべきではありません。
魔法でもなきゃ暮らせない苛酷な環境に置くのが必要条件ですが、
父母をなくし怯えた目で来る保証のない招待状を待ち続ける生活が
お子様にとって幸せと言えましょうか。
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僕は、こういった凝ったメールが返ってくると
俄然対抗心を燃やす。
明石に向かう新快速の中で構想を練り、返信。
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Title:フリスキーサポートセンター御中
御社のおっしゃることもわかります。
しかし今回の商品と三種の神器を同列で語るのは
おこがましくないでしょうか。
子供の楽と生活必需品は月とスッポンでは。
それに楽ばかり考えることに伴う害についてはどうでしょう。
楽を知った子供は努力を忘れ、何事も長続きしない性格になり、
将来の志望も持たず虚無感に包まれて生きていくのでは、と不安です。
便利は麻薬と同じ、味を知ってしまえばなくては生きられなくなるのです。
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これを境に、メールは返ってこなくなった。
どうやらやりすぎたようだ。
しかし、こうして書いてみるとみなさんの想像力に
ただただ圧倒されるばかりだ。
たまにふと思いついたお題を投げかけてみよう。
その翌日、僕は京都でぷこさん(お気に入り参照)と
会って遊んでもらっていた。
寺を巡った後に京大前に行く。この前の学祭の名残の
看板が残っていたのだが、その看板に書かれていた
「ヒカルの碁」の新藤ヒカルの手に持たれた碁石は
どう見ても引力で手に吸い付いているようにしか見えなかった。
そこで、今日オフ会があることを知っていた
フリスクさん(お気に入り参照)にメールを送ってみた。
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Title:散策
古都を満喫、やっぱり京都はいいと思いつつ京大前。
手に引力の働くヒカルの碁にツッコミ入れながら
時計台前で写真撮ったり似非受験生を体験してきました。
京大前のカフェでうどん話に花を咲かせ、
これからバスに乗ってチーズケーキに向かいます。
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ぷこさんは次のようなメールを。
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Title:補足ツッコミ。
ヒカルの碁について。あれは引力というより磁力だと思いました。
真っすぐの指に吸いつく碁石、きっと手に
磁石が埋め込まれているのでしょう。
ということで某大学の立て看に対する感想でした。どうやらチーズケーキの次は栗コ(略)探しのようです。
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それに対するフリスクさんの返信。
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Title:ひねもすの横恋慕
あっ!碁石が吸い着く?その秘密は新発売の碁石
「どこでもヒカルくん」のおかげです。
従来のように重力を操る手間も指に磁石を仕込む手間もいりません。
秘密は中心の突起。指の間に挟むだけであなたもプロの仲間入り。
スライム形のかわいらしいフォルムはお子さまにも大人気。
あなたも名人戦に出るチャンス!
今なら口やかましい背後霊佐為もつけて
(サービス期間終了後消滅します)
たったの9800円、9800円でご提供しております。
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さすがフリスクさん。やってくれる。
これは普通のレスなんか返せない。疲れた頭を絞って
苦し紛れに返したメール。
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Title:ヒカルくん!?
そのような製品で楽ばっか考えて、
うちの子の重力を操る力が衰えたらどうするんですか!
ハリーポッター見てやっと真剣に訓練はじめてくれたのに!
世間はゆとり教育とばかり言うけど、おかげでこっちは
塾に通わせなきゃいけないしやってられません!
今すぐCM止めてください!
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ぷこさんは次のような返事を。
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ヒカル君にはぼの氏と一緒に大笑い。
ただしPL法に基づき、万が一お子様が飲み込んでも大丈夫なように、
スライムのてっぺんはもう少し丸みを帯びた形状に
改良する必要がありそうです。
せめて魚コードの骨くらいまで。
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翌日、フリスクさんから届いたメールは次のように。
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Title:サポートセンターより
お客様のおっしゃる通りです。
しかし楽を考えるのが我々の役割。
レコードも冷蔵庫もテレビも突き詰めれば
手間を減らし楽をするものですし、
それらはfantastic/magicalという声とともに
受け入れられていったのです。
重力を操る力は人間の私にもあります。
エレベーターを使えば人さし指一本で屋上に登れます。
ハリーポッターは真似るべきではありません。
魔法でもなきゃ暮らせない苛酷な環境に置くのが必要条件ですが、
父母をなくし怯えた目で来る保証のない招待状を待ち続ける生活が
お子様にとって幸せと言えましょうか。
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僕は、こういった凝ったメールが返ってくると
俄然対抗心を燃やす。
明石に向かう新快速の中で構想を練り、返信。
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Title:フリスキーサポートセンター御中
御社のおっしゃることもわかります。
しかし今回の商品と三種の神器を同列で語るのは
おこがましくないでしょうか。
子供の楽と生活必需品は月とスッポンでは。
それに楽ばかり考えることに伴う害についてはどうでしょう。
楽を知った子供は努力を忘れ、何事も長続きしない性格になり、
将来の志望も持たず虚無感に包まれて生きていくのでは、と不安です。
便利は麻薬と同じ、味を知ってしまえばなくては生きられなくなるのです。
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これを境に、メールは返ってこなくなった。
どうやらやりすぎたようだ。
しかし、こうして書いてみるとみなさんの想像力に
ただただ圧倒されるばかりだ。
たまにふと思いついたお題を投げかけてみよう。
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