生きものって…

僕は高校の時に生物?Aを履修していたんですが、
これはその教科書に載っていた歌です。

タイトル『生きものは水っぽい』

♪いきものはーみずからうまれたー
♪だからーいきものはーみずーっぽいー

「だから」っていきなりどういう論法かますんや！
バカボンのパパ並の頭の回転の仕方…。

♪ぼくらーのからだはー　ろくしちはちわりみずでー
♪みずのーつまったーかわぶくろー

六、七、八割…えらい範囲広いですな。
それに皮袋って…間違ってはないけど
ちとストレートすぎるような感じが否めません。

♪みずっぽいとなにがいい
♪みずっぽいとなにがいい
♪みずはなんでもーとかしてしまうー
♪みずにとけるとかくさんするー
♪イオンにもわかれるー

さすが理科の教科書に載るだけあって、
説明的な歌詞が素晴らしい。
イオンなんて言葉、これ以外ではそうそう歌の歌詞では
見かけられないと思う。

でも、

♪みずのなかではぶんしはーかっぱつにはたらいてー
♪ふくざつなはんのうがーすすんでくー

これはやり過ぎだろ、おい。

♪みずっぽければリアクティブー
♪みずっぽければみんなアクティーブ

…間違ってはないんでしょう。間違っては。
でも何でかすごくモヤモヤした気分が晴れないんです…。

♪いきもののーからだはみずからできてるー
♪いきものはみずっぽいーいきものはアクティブー
♪いきものはみずっぽいーいきものはアクティブー

最後の繰り返しに、また別世界にいざなわれそうです。

この曲の歌詞を初めて見たときには特に気にも
止めなかったんだけど、教科書開いて目に入るたびに
だんだん笑いがこみ上げてきて、苦手で退屈だった
生物の授業を微笑ましくしてくれていたものでした。
たまーに歌おうかと変なこと思いついたりしたもんだけど、4分の2拍子から途中でいきなり8分の3拍子に、
しかも1小節だけ変わってくれるもんだから
歌いにくいことこの上ない。
8分の3拍子の曲ってこれ以外見たことないもので。

一度、デモテープを聞いてみたい。
歌い手がオペラ歌手みたいなファルセットで歌ったら嫌だな。
少年合唱団みたいなの、求む。