…なんか、なぁ。

2002年2月28日
ベストセラーとして現在も売れ続けている
「世界がもし100人の村だったら」(マガジンハウス)
個人的に、この本好きです。
世界人口をたった100人に収めることによって
どうしてもピンと来なくなるような事例も
簡潔に、とてもわかりやすく説明していると思います。
もともとはチェーンメールから、というこの話。
学校の教師でしたっけ?はじめに出した人は。
純粋にすごい、と思えます。

でも、「日本村 100人の仲間たち」(日本文芸社)はなぁ…。
本屋で立ち読みしてきたんですが、読んでてだんだん
腹が立ってきました。
ただ、日本の悪口を書き並べてるだけの本にしか
見えなかったので。
確かに書いていることは事実なのでしょうが、
だからといってその解決に向かうために、という
記述があるわけでもなく。
そんな欠点だらけと述べる著者は最後に
日本だけでなく世界の一員であるんだ、と締めますが
日本を改める手段も示さないのに世界市民を語るのは
どうも一足跳びの感が抜けません。
世界と手をつなぎさえすれば日本は良くなるとでも?

何より疑問なのは、国名の表記法。
「モロッコ」や「エチオピア」などが実名表記するのに、
どうして一部の国は「コーラ村」「キムチ村」「ウーロン村」
とわざわざ表記をぼかすんでしょうか?
何の引け目を感じているんでしょうか?

ま、あの本が出てからすぐ小泉首相の支持率が
大幅ダウンしたのは不運だった、と思えますがね…。

そもそも、この本のタイトルに入っている「仲間」が
どういう意味で使われているのか全く想像もつかなくて。
普通に「国民」という意味で使っているのなら、
日本人を馬鹿にしているとしか思えないんですが。
…そんなに嫌いですか?

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